今の会社で働き出してもう10年近くなるけど、ほとんど給料が上がらないんだ。。
周りの友達なんかステップアップして家まで建ててるし。
年収を上げたいなら転職活動をしてみればいいんじゃない?
そんな転職なんてムリだよ。
逆に年収が下がっちゃうかもしれないし。
それは転職をしたことがないからそういうイメージがあるだけだと思うよ。
年収アップ転職をするためのコツを伝授するよ!
本記事は筆者が実際に年収UP転職するまでの約2年間の経験をまとめたものです。
本記事を読み、行動を続ければ、年収アップ転職が近づくはずです。
「年収を上げたいけどどうすればいいか分からない。。」と思っているあなた、このロードマップを参考に行動をしてみてください。
年収アップ転職にチャレンジして人生を豊かにしていきましょう!
年収は「業界」×「業種」×「職種」で決まる
「自分は特に秀でた能力があるわけではないし」、「自分なんかが今より収入を上げるなんて」、こう思っていませんか?
今、あなたの年収が低いのはあなたの能力が低いからではありません。
では、どうやって年収が決まるのでしょうか。
それは業界×業種×職種で決まります。
つまり、高年収の業界、業種、職種を選ぶことで収入を上げることができるのです。
ただ、残念ながら、収入の高い業界や職種に挑戦しようにも、これまでの経験が全く生かせないのであれば、企業も「あなたを欲しい」とは思ってくれません。
何だ結局無理なのかよ、と思うのはまだ早いです。
全く異なる業界や職種に挑戦するときは、今までの経験を生かせる業界、業種、職種のどれかを軸にして、どれかを年収の高いゾーンに変更すればいいのです。
そうすることで、あなたのこれまでの経験を生かすことができるので、年収アップ転職成功の可能性が高まります。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
転職で年収を上げたい?【年収を決める業界×業種×職種を知ろう】
年収は「業界」×「業種」×「職種」で決まる
「業界」or「業種」or「職種」 から 経験を生かせるベース × 年収の高いゾーン を掛け合わせよう
自分の職務経歴の棚卸しをしよう
年収アップ転職を成功させるためには「自分のこれまでの経験を生かす」ことが重要になってきます。
前述した「業界」「業種」「職種」のどれをベースにするのかを決定するために、次は自分の職務経歴の棚卸しを始めましょう。
学生時代、何をどうしたくて今の会社に入社したのか?入社後から今まで何に取り組んできたのか?実績はどうなのか?これから何がしたいのか?など、具体的に振り返りましょう。
自分が今までどんな実績を積んできたのか、何を得意としているのか、どのように新しい企業に貢献できるのかを考え職務経歴書を書いてみましょう。今までの自分、これからなりたい自分を考えるいい機会でもあるので、ジックリ作成しましょう。一度作り上げてしまえば、そう何回も作り直すものでもないので頑張ってください!
これまでの職務経歴を振り返り、これから自分が何をしていきたいのかを考えることで、自分の軸にする部分が「業界」「業種」「職種」のうちどれが適当なのか把握できてくるはずです。
転職したいけど職務経歴書がなかなか書き進められないという方はこちらの記事を参考に書いてみてください!
転職初心者必見!もう悩まない!【職務経歴書の書き方ロードマップ】
これまでの職務内容を振り返りまとめる
自分の強み、経験が活かせる「業界」「業種」「職種」を把握する
職務経歴書を作成する
転職エージェント・サイトに登録しよう
目指すべき「業界」「業種」「職種」が決まったら、転職サイト・転職エージェントに登録しましょう。
基本的にコネがない人は転職サイトや転職エージェントに登録した方が良いです。
稀に企業に直接連絡して、という方法もあるかもしれませんが、年収の交渉など、単独では不利な部分もあるので特別な理由がない限りは転職エージェント・サイトを活用しましょう。
転職エージェント・サイトは基本的には全て無料で利用できます。
転職サイトは求人を紹介してくれるだけですが、転職エージェントは担当者が付いてくれるので転職の悩みを聞いてくれたり、職務経歴書の添削、求人の紹介、面接対策等、内定を勝ち取るまでサポートしてくれます。
転職エージェントのメリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
年収アップに必須!【転職エージェントを使うメリット・デメリット】
まずは転職エージェントに登録を行い、職務経歴書や履歴書を完成させ、その後、転職サイトに登録するのがいいでしょう。
筆者が実際に活用した転職サイト・エージェントを私の所感と一緒にまとめています。自分に合いそうなエージェントに登録してみてください。
転職エージェント
リクルートエージェント
求人数が多い(筆者の年収アップ転職を実現してくれました)。
JACリクルートメント
年収500~600万以上の求人が多い。本当に会社と転職者がフィットしないと紹介してくれないが、優良な企業を紹介してくれる。登録しておいて損はない。
doda
サイトが見やすい
マイナビエージェント
未経験OKの求人が多い印象。第2新卒者におすすめ。
転職サイト
ミイダス
企業とは自分でやりとりする必要があるが、自分の年収診断や、職務適性診断、生まれ持った特性の診断ができる。
en転職
転職サイトだが、様々なエージェントから直接連絡がありサポートしてくれる。良いエージェントを見つけやすい。
マイナビ転職エージェントサーチ
自分でエージェント担当者を探すことができる。また、連絡ももらうことができる。
日経転職版
メールで転職についての知識等を配信してくれるので勉強になる。
転職エージェント登録後のステップ
転職エージェントに登録すると一度、面談で状況を確認させてくださいという内容の連絡がきます。
ただ面談と言っても、ほとんどの場合は電話面談ですので、自分の都合の良い時間を連絡しましょう。
面談で質問される内容は次の項目が主なので、事前にまとめておくとスムーズです。
面談では自分自身がどうなりたいか、転職についてどう考えているのかをしっかりと伝えることが重要です。
また、自分がどの方向に行くべきなのか悩んでいるならその悩みを聞いてもらいましょう。担当者もこれまでたくさんの転職者を相手にしているので最善のアドバイスをもらえるはずです。
ここで重要なのが、真摯に担当者の人と向き合うことです。
転職エージェントも暇ではありません。あなた以外の何十人もサポートをしています。
適当な感じであったり、受け答えが雑だとサポートする優先順位を下げられてしまいます。
そうならないためにも転職を真剣に考えていることをエージェント担当者に伝わるよう誠意を持って話をしましょう。
最初だけでなく、その後も何度も連絡を取り合うことになるので、早めにレスポンスしたり、丁寧な対応をとり、担当者との信頼関係を深めておくことが大事です。
求人は毎日確認、応募はまとめてしよう
最初の面談が終わると、あなたが希望に合致した求人や、担当者からのオススメの求人などが毎日送られてきます。
新しい求人は平日であれば、ほぼ毎日更新されるので基本的には毎日確認しましょう。毎日確認することで企業の条件を見る感覚が研ぎ澄まされたり、良い求人を逃しづらくなります。そして気になる企業があれば即応募してください。理由はこれも同じく優良求人を逃さないためです。
「とりあえず気になるリストに入れておくか!」とよく自分もしてしまいましたが、ライバルはたくさんいるのですぐに募集が終わってしまいます。一度応募すると半年以上は間を空けないと再応募は原則できないので、慎重になる気持ちも分かりますが、いつまでも同じ求人があるとは限りません。「後から応募すればよかった。」という企業よりも「すぐに応募しておけばよかった!」と思うことの方が断然多かったので即応募がオススメです。
また、応募はバラバラにするのでは無く、ある程度まとめてしてしまうことをオススメします。なぜなら選考が進み、複数同時に内定が出ると、年収の交渉がしやすくなるからです。内定が1社しかないと企業も他がないんだろう?とくるので、年収交渉がしにくくなります。複数同時に内定を取ることが年収アップ転職の肝です。
選考の途中の面接でも、基本的には平日の日中に行われるため、会社を休んで面接を受けるのであれば1日で一気に終わらせてしまった方が会社にも怪しまれないですよね。遠方での面接になるのであればなおさらです。年収アップ転職を成功させるために応募はある程度まとめて行いましょう。
どれくらいの頻度で応募すればいいのかについてですが、エージェントの担当者から聞いたデータによると、週に13件以上応募している人は内定をとる確率がそうでない人の倍以上になるとのこと。
業種や職種によってもばらつきがあるので何とも言えませんが、1日1件応募することができれば高確率で内定獲得に近づくでしょう。
もちろん闇雲に応募しまくれば良いわけではありません。あくまで自分の希望する条件に合致した企業に応募してください。
ちなみに筆者は最後2ヶ月間で約40社に応募し、そのうち書類通過が2社なので率としては20分の1でした。この記事を読んだあなたならもっと効率よく内定をとれるはずなので頑張ってください!
ここで一つ大事なアドバイス。応募した企業は自分で一覧表にまとめておきましょう。応募をたくさんするとどこにいつ応募したのかが分からなくなってきます。サイトの応募履歴を見れば分かるのではと思うかもしれませんが、数ヶ月経つと履歴が消えたりするエージェントもあります。
エクセルでも何でも良いので応募した企業は、いつ、どの職種で応募したかを記録し管理しておきましょう。
求人は毎日確認
応募はまとめて同時期に
応募先企業の一覧をまとめておく
内定を勝ち取るための面接対策
コンスタントに応募を続けると書類が通過し、次の選考段階の面接に進むことができるでしょう。面接に進んでからするべきなのは企業調査と面接対策です。ここの部分も年収UP転職成功に大事な部分なのでしっかりと解説していきます。
企業調査に関しては求人票の再確認とホームページの確認をしておきましょう。当たり前かもしれませんが、重要です。
どんな商品やサービスを扱っているのか、直近で会社のニュースIR等は出ていないか、しっかりと調査し、まとめておきましょう。
ここをしっかりと調査することで、実際に入社した際に自分が会社にどのように貢献できるかイメージしやすくなったり、やりたいことが浮かんできやすくなるはずです。
面接対策に関してはまず、自分が子どもの頃から現在に至るまでの節目での選択をおさらいしましょう。
具体的に言うと、なぜその高校を選んだのか?なぜその大学のその学部を選んだのか?等、当時の気持ちや考えを振り返ることで自分の軸を再確認しましょう。
どんな考え方をして今までどんな行動をしてきたのか、自分自身のことはご自身が一番詳しいと思いますが、相手に自分がこういう人間であるとわかりやすく説明できるように振り返っておきましょう。
自身の軸の確認が終わったら次は考えられる質問事項の回答を考えておきましょう。筆者が実際に面接時に聞かれた質問を以下にあげます。
・転職活動をはじめた理由は?
・志望理由は?
・仮に入社した場合、何がしたいか?またはどう貢献するか?
・その企業でなければならない理由
・あなたの強みは?
・あなたの弱みは?
・これまでの職歴でもっとも苦労したことは?そしてどう乗り越えたか?
・リーダー経験はあるか?ある場合は何を意識していたか?
・入社後どうなっていきたいか?将来設計はしているのか?
・自己啓発はしているか?
・希望年収は?
・これまでした失敗は?
・これまで挫折したことは?
・ストレスをどう発散しているか?
・周りからどんな性格と言われるか?
その他にも、それぞれの専門分野に特化した質問はあるかもしれませんが、共通している質問はざっとこんなところでした。
これらの質問に対して、自分なりの回答を考えておきましょう。面接がめちゃくちゃ得意!と言う人は準備が必要ないかもしれませんが、それ以外の人はしっかりと準備をしておくことをお勧めします。
面接対策について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
質問に答えるときには結論を述べてから説明に入ると聞いている側も理解しやすいので意識してください。
ウィズコロナの今の時代は、転職する側にはありがたいことにほとんどの企業がWEBでの面接を実施しています。パソコン上で企業調査のまとめや、面接対策をしておけば、確認しながら面接を行うことができるので不安な方にはオススメです。
面接でカンニングみたいなことをするのかよ!と思われるかも知れませんが、企業に自分のことをしっかりと間違いなく伝えられることができるのであれば双方良しなので何の問題もないでしょう。しっかりと準備を行い、本番に備えましょう。
WEB面接をしたことがない、何を準備すればいいのか分からない、という方はこちらの記事をどうぞ。
コロナ禍転職者必見!誰でも実践できる!【WEB面接を突破する7のポイント】
自分のターニングポイントの振り返り
企業調査(求人票、ホームページ)
面接質問回答集作成
その他、面接のなかで、仮に内定が出た時にいつ頃入社できるかと聞かれることがほとんどです。この時にできるだけ損をしないために、現職のボーナスが直近でいつもらえるのか?を確認しておくことをオススメします。転職してすぐは満額の給与も出ないですし、ボーナスもほとんどありませんからね。詳しくはこちらの記事を確認してください。
転職はボーナスをもらってから!【退職のタイミングを間違えると何十万円も損します】
内定が出たら最終の年収交渉をしよう
内定が出てからは 転職者側、つまり「あなた」のターンになります。
内定連絡をもらってから数日後に内定通知書が送られてくるので、それまでの間が年収交渉のチャンスです。
ここで年収アップの交渉がしやすくなる大事な条件が2つあります。1つ目は「同時期に複数内定が出ている(もしくは選考が進んでいる)」、2つ目は「転職エージェント担当者と信頼関係を築いていること」です。
まず、複数社選考に進んでいる場合ですが、面接で他の選考もあると伝えていると思うので、それを引き合いに出すことで年収交渉を行います。そんな、年収交渉なんてできないよと思ったかもしれませんが、自分でするわけではありません。そこを転職エージェント担当者に任せます。
事前に、希望年収を伝え、その金額が引き出せるように交渉してもらいましょう。
「他企業ももう少し出すと思うので、それ以上の提示でないと、あなたの企業は推薦できません」的な感じで企業の方に伝えてもらいます。
ただ、これはエージェント担当者にとっても少し苦労が必要になってしまいます。ここで2つ目の条件である「信頼関係を築いていること」が重要になります。
実際に担当者としては入社してもらえれば、会社から報酬はもらえるので年収交渉が上手くいったからというのは特に評価対象になりません。悪く言えばそこまでエージェント担当者は頑張る必要はないのです。
そのエージェント担当者に交渉してもらわないといけないので、日頃、連絡を取り合う中で信頼関係を深めておかなければなりません。信頼できるエージェント担当者にどうして欲しいのかを伝え任せましょう。あとは内定通知書を待つだけです。年収アップされた通知書が送られてくることを祈っています。
転職先の選択
次に内定通知書が来たら、どこの企業に行くのか決めなければなりません。
これはかなり悩むと思います。人生のターニングポイントですので。
今回はあくまで「年収アップ転職」にフォーカスしていますが、もしも、提示される年収が現職より多いものの、競わせていた企業間で同じくらいだった場合はどうしますか?
オススメの方法は、自分の中での判断基準を書き出し、複数企業で点数づけをする方法です。
例えば、勤務地、年間休日、残業時間、企業の将来性、仕事のやりがいや楽しさ、等について点数づけをした結果で決めます。
それでも決められない場合は実際に会社に訪問してみたり、エージェント担当者に社員との懇談会を開いてもらうようにお願いしてみるのも一つの手です。詳しく知りたい方はこちらの記事を確認してください。
迷い悩める転職者必見!【後悔しない!同時に複数内定が出た時の4ステップ】
最後に決めるのはあなたです。自分や家族をより幸せにする選択ができることを祈っています。
さいごに
どれくらいかかるかはの時間がかかるのかは個人差があると思いますが、諦めずに続けることができれば誰でも必ず年収アップ転職を成功できます。
転職先を決めた後は現職との退職交渉が待っています。退職交渉についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
また、現職に確定拠出年金制度があり、退職金をIDECOで運用したいと考えている方はこちらの記事もどうぞ。
転職者必見!【退職金をIDECOで時期を分散して運用する方法】
途中、書類が通らずにくじけそうになるかも知れません。
面接がうまくいかず、落胆するかも知れません。
でも大丈夫です。
現職よりも年収の高い求人は無数にあります。改善と実践を繰り返しながら、このロードマップに沿って行動すれば成功するはずです。
あなたの年収アップ転職が成功することを祈っています。
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