ジュニアNISAを知っていますか?簡単にいうとNISAの子ども向けバージョンのことです。「NISA」や「つみたてNISA」とは運用できる金額が異なりますが、ジュニアNISAも非課税で運用することができます。NISAを活用することで将来の資産額が大きく変わってきます。本記事ではジュニアNISAで購入オススメ銘柄3つとその理由について紹介します。子どもの未来のためにしっかりと運用していきましょう。
ジュニアNISAオススメ銘柄3選
MAXIS Slim米国株式(S&P500)
SBIバンガード・S&P500インデックスファンド
eMAXIS Slim全世界株式
ジュニアNISAの制度
つみたてNISA | NISA | ジュニアNISA | |
年間投資額 | 40万円 | 120万円 | 80万円 |
非課税運用期間 | 20年間 | 5年間 | 5年間➡︎18歳まで |
投資商品 | 投資信託等限定された商品 | 株、ETF、投資信託等 | 株、ETF、投資信託等 |
運用者 | 本人 | 本人 | 親権者 |
払い出し | 自由 | 自由 | 18歳まで不可 ➡︎2024年からはいつでもOK |
ジュニアNISAはもともと上の表の通りの制度でしたが、2020年3月に改正となりました。。変更になった内容は以下です。
・2023年で新規投資は終了
・非課税運用期間は子どもが18歳になるまで
・払い出しは2024年以降はいつでもOK(払い出しは一括)
非課税で運用できる期間が最大で18年間も延長となりました。さらに、これまで好きな時に払い出しができませんでしたが、これも可能となりました。ただ、人気がないため新規投資は2023年で終わってしまいます。よって2020年中に運用を始めると最大で80万円×4年間=320万円を非課税で運用することが可能です。今、3歳までの子どもがいる家庭では、15年以上も非課税で運用できることになるので使わない手はありません。
ジュニアNISAの投資先は?
配当が再投資される投資信託がオススメ!
ジュニアNISAは通常のNISAと同様に、株式・投資信託・ETF等、多くの投資先を選ぶことができます。選択肢が多いと逆に選べないですよね。そんな方にオススメなのがズバリ投資信託です。『子どもの大学教育資金に』と考えている方も多いのでは?ちなみに筆者もその一人です。インデックス投資であれば、しっかりとした投資先を選び、15年以上運用することでほぼ確実に増やすことができると言われています。それなら、ETFの方が手数料も低いし、高配当も狙えるのでは?と思った方、それでも投資信託がオススメなんです。なぜなら配当金が再投資されるからです。ETFは一般的に投資信託よりも手数料が低く、自分でしっかりポートフォリオを組める方には一見良いように思えるかもしれません。しかしながら、ETFだと配当金は再投資されません。ETFの配当金を再投資すると自分で買い付けをしないといけないので非課税枠の中で再投資することができません。一方、投資信託では、自動で配当金を再投資してくれます。ですのでジュニアNISAの非課税枠の中で再投資することができるので複利の力を最大限に活かすことができます。よってジュニアNISAの投資先では投資信託が最適解だといえます。
ジュニアNISAでオススメ銘柄3つ
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
米国株式100%の人気銘柄でS&P500に連動した値動きをします。米国は先進国の中でも人口が増え続けている国であり、今後も成長が期待できる企業がたくさんあります。そんな米国全体の企業500社に分散投資できるのがこの銘柄です。S&P500は米国の優良企業500社が集まった指数ですが、その500社はたえず入れ替わりがあります。成績の悪い企業は外れて新しい良い企業が入ってくるので、常に優秀な選抜された500社に投資できるということになります。加えて、信託報酬の安さが魅力的でもあります。年間0.0968%(2020年10月現在)という安さで、この信託報酬の安さが、最終的なリターンに大きく影響してきます。
SBIバンガード・S&P500インデックスファンド
こちらもS&P500に連動した動きをする人気銘柄です。eMAXIS Slim米国株式とパフォーマンスはほとんど変わらないのでどっちがいいというのはありません。ただこちらはSBI証券からしか購入できません。また、信託報酬が年間0.0938%(2020年10月現在)と若干eMAXIS Slim米国株式よりも安いという特徴があります。
eMAXIS Slim全世界株式
名前の通り、全世界の株式に投資することができる銘柄です。とは言っても、中身を見ると約6割が米国株です。過去のデータを見ると、米国株がもっとも成長性が高く、これからも成長し続けるだろうと思いたいところですが、あくまでデータは過去のものです。未来のことは誰にも分かりません。もしかすると、米国はこれから低迷し続ける可能性も0ではありません。そんなリスクを考慮して全世界まるごとに投資してしまえというのがこの銘柄です。アメリカがもしもよくなくても、地球全体で考えると、10年、20年先は今よりももっと技術が発達して豊かな暮らしができるようになっているはずですよね。
+1の日本株で子どもにお金の教育を
子どもが少し大きくなったら、投資とはどういうものなのかNISAを例に教えてあげてもいいでしょう。投資信託ではなく、日本の個別株も持っておくことで、「配当金がもらえる」、「決算報告書が送られる」、「株主優待がもらえる」等を子どもに体験させてあげることができます。投資を身近に感じてもらい、お金でお金を生み出す教育もできるので、配当や優待目当てで100株だけ購入してみるのもオススメです。生活に身近な企業、テーマパークや飲食店などがイメージしやすくていいかもしれません。自分にあった投資先を探しましょう。下表はオススメの個別銘柄をあげています。参考にしてください。
企業名 | 株価 | 購入金額 | 株主優待 |
オリックス | 1325円 | 約13万円 | カタログギフト |
上新電機 | 2701円 | 約27万円 | 買い物優待券(7000円相当) |
さいごに
投資はあくまで自己責任の世界です。最後は自分でしっかりと調べる、考える、自分で決めて投資することが大事になります。今しっかりとしておけば長い目で見ると資産を増やすことができると思います。この記事を読んでジュニアNISAを始めるきっかけとなり、資産運用していただければ嬉しいです。ありがとうございました。
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